2012年11月4日日曜日

Uranium mine&indigenous peoples in Australia  ウラン鉱山と先住民

 オーストラリアの先住民と「核」実験・ウラン鉱山についての映像 
Out of site, Out of mine
(日本語字幕つき)

 
      Uranium mine&Indigenous peoples in Australia.Japan is one of the main client .

「福島原発で使われていたウランも先住民の土地から輸出されたものです」
 
「わたしたちは、じぶんたちの土地から出たもので、だれも死なせたくないのです」
 
 
先日、オーストラリアの環境活動をしている人たちと、おはなしする場があり、教えていただいた映像です。日本とオーストラリアの間では1972年に日豪原子力協定が結ばれ、日本の原発で使われていたほぼ100%のウランをオーストラリアからの輸入に頼っていました。オーストラリアのウラン総輸出の4分の1を占めています。また鉱山開発のための会社自体も、日本の電力会社が出資をして共同開発にあたっています。
オーストラリアには商業用原発はないそうですが(シドニー近くに実験用小型原子炉が一基がある)、このウラン鉱山付近の放射性物質による汚染がとても深刻なのだそうです。原発がない国と思って、関東から移住された方も、もっていった線量計の測定値が場所によっては非常に高くでて驚くといっていました。また、ウラン鉱山は先住民の土地を奪って開発されたところ。

原発は、はじまりからさいごまで差別に支えられているといわれていますが、ほんとにそのとおり。

単にエネルギー、環境問題にとどまらず人種問題と植民地支配の問題も複雑にからみあって、若いひとたちの運動のなかでも「反核」はもっとも大事なイッシューとのことでした。
 
また、政府は核実験での先住民の被害を謝罪したにも関わらず、昨年10月にオリンピックダムという世界最大級のウラン鉱山を拡張するという計画を発表したそうです。今年7月には大々的な抗議行動がありました。後、この拡張計画はストップしたとのこと。豪州鉱山拡張計画:PARC
http://www.parc-jp.org/teigen/2011/roxstop-action.html

「日本の原発が全停止したおかげです」といわれて複雑な気持ちになりました(日本の反原発運動もこれだけの事故を受けてからおこったもの。時々、これまでの事故前の原発の存在などすっかり忘れた、あの呆けた空気を思いだすと恥ずかしくなります...とくとくと偉そうに語れたものではありません)。

また鉱山拡張は中止になったあとも労働党政権はインドへのウラン輸出を推進するなど、予断をゆるさない状況だそうです。

今年7月のニュース。はじめて知りました。砂漠の中を歩き、BHP Billiton(鉱山会社)をブロッケードする抗議行動。 Think Globaly,Act Localy !と掲げています
 
 
Rizards Revege 「とかげの逆襲」プロジェクト。とかげは先住民の守護神。ウランがみつかる場所は古くから先住民の言い伝えで「禁忌の場所」。決して近づいてはいけない所だったそうです。

Dirty Deeds by BHP at Lizards Revenge
すごすぎる。こういう形で環境問題を考える若い層がけっこう、厚いそうです。
 
 
 
 






 
 

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