2011年8月30日火曜日

「暫定基準」の「ざんてい」っていったい、いつまで?

飲料水や食品に関して、放射線の<暫定基準>とよく聞きまね。これは2011.3.17に政府が原発事故をうけてはじめてもうけた基準で、WHOや諸外国の「基準」をおおきーくうわまわる、おどろくほどびっくりするほど、緩い数値です。

「暫定」というからには当面の緊急的なものであっていずれ厳しくなるのだろう、などと思ってはいけません。この<しばらくの間>というのがいったいどれぐらいまでのことなのかな?と思っていたところ...以下の記事を読みました。

みなおしの期限は、きまっていないそうです!ということはこの規制のゆるーい「緊急」措置が恒常化=あたりまえになってしてしまうことも意味します。なんとしても声をあげて、厳しく制限されるよう声をあげていかないと、です!

東京新聞 2011.8.27より

2011年8月29日月曜日

川崎でも市営プールが利用中止に...

8月27日、川崎市中原区の平間公園に続き多摩区の稲田公園でも、市営プールの利用が中止になったとの報道がありました。

国が汚泥処理の目安にしているのが一キログラム当たり8000ベクレル。その二倍以上の同16500ベクレルが、なんと夏休みに一日当たり約200人もの子どもたちが遊びに来ていたプールの入り口脇で、検出されたそうです。

堆積していた汚泥は布や紙が交じり、多摩区道路公園センター整備課によると、出所は不明。市で公園の清掃などを委託している業者やプールの職員も「知らない」と話しており、プールから出た可能性は低いといっているそうです。
そもそもこの汚染発見のきっかけになったのは、稲田公園の空間放射線量を自主的に測定していた市民グループ「ピース&スマイルプロジェクト川崎」による計測活動。

「自分の子どもが公園やプールに来るので周囲を何箇所か測ったら、基準値をはるかに超えた値が出た」と驚いていた。「市も測定してくれているが、枯れ葉のある場所に絞っていて、稲田公園は対象ではなかった。今後は対象範囲を広げてほしい」とのこと。
市側職員は「原因は落ち葉だと思っていたが、落ち葉でなかったことになると、どこまで調べればいいのか。あまりに想定外のことに戸惑っているし、範囲を広げれば日常業務に支障が出る。正直、測定は国がやってほしい」といっているそうです。

このニュースを聴いて、予備知識と思いこみにたよるのではなく実際に「計測」してみることで、おもいもよらない危険が、みつかるのだと痛感しました。

少し、暑さや疎開でしばらく休息しているのですが近いうち計測活動を再開したいです。

東京新聞8月27日webより。

2011年8月20日土曜日

都内・葛飾区「29の砂場」が使用禁止に!

このところ、メンバーの短期疎開、お盆の帰省、お天気の悪さなどで、新宿の砂場の計測
が、はかどっていません。 気がかりな折、以下の東京新聞webニュースを読みました。

葛飾区は18日、区内の小中学校や幼稚園などの砂場の空間放射線量を測定 した
結果、毎時0.25マイクロシーベルト以上の数値が出た29カ所の砂場を使用中止し、
再測定すると発表した」とのことです。

「区は今月3~17日、すべての区立小中学校、幼稚園、保育園、公園、希望のあった
一部の私立幼稚園、保育園などの砂場計398ヶ所で地上五センチの放射線量を計測。

その結果、区立小18、私立保育園4、区立中3、区立保育園2、区立幼稚園1、私立幼
稚園1カ所で毎時0.25マイクロシーベルト以上を観測した。最高は区立川端小の毎時
0.57マイクロシーベルト。
区は毎時0.25マイクロシーベルト以上は、国際放射線防護委員会が定める平常時の
年間被ばく限度1ミリシーベルトを超えると判断。再測定の結果に基づいて対策を
検討するとしている」 (東京新聞web 2011.8.19)

とのこと。 もう少しはやめに計測と対処できなかったのでしょうか?また使用禁止の砂場
は「国際放射線防護委員会」基準にもとづいていますが、これは政府も依拠している
「甘い」基準でもあります。なによりはやく対処を、そして、すべての砂場の検査を!
もちろん新宿でも。

●東京新聞web 2011.8.19)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20110819/CK2011081902000187.html

2011年8月12日金曜日

内部被ばくに警鐘~欧州放射線リスク委員会(ECRR)のクリストファー・バズビー氏にきく

3.11以降、政府が放射能と人々への影響にかかわる基準つくりのベースになっている
のは、ICRP(国際放射線防護委員会)のものです。

このICRPは、呼吸や飲食を通じての「内部被曝」について、医学や健康という点
から詳しい研究もなく、放射能から「身を守る」という視点もありません。

このICRPとは、一線を画し、内部被ばくや低量被ばくについて研究を重ねて来た
欧州放射線リスク委員会(ECRR)の技術議長クリストファー・バズビーが、日本の
汚染の状況と、リスクについて語っています。

怖いかもしれませんが、わたしたちのまわりでおこっていることを
知っておきましょう。

●OUR PLANET TV アワープラネットTVの録画
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1190

8/8 放射能防御プロジェクトの様子:録画

8/8の、「首都圏の土壌汚染調査の結果」について、放射能防御プロジェクトの会見の様子。
市民のためのメディア、OUR PLANET TV(アワ・プラネットTV)の録画をみることができます。
マスメディアではくわしく報道されていませんが、必見です。

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1192

*このところ猛暑に負けて、砂場計測をおこたりがち.....はやめに再開します。
このプロジェクトの方々をみても、政府や行政まかせではなく、わたしたちが意識的になることが、いかに、大切な力への一歩であることがわかります。

2011年8月8日月曜日

8/8 首都圏土壌調査発表★結果/放射能防御プロジェクト RADIATION DEFENCE PROJECT

8/8以下のプロジェクトの結果・会見がありました。チェルノブイリ事故基準をもとに

【第一区域】 居住禁止区域
【第二区域】 特別放射線管理区域
【第三区域】 高汚染区域
【第四区域】 汚染区域 

の地図が作成されています↓PDF

● 首都圏150ヶ所 放射能土壌調査会見 

全国土壌調査プロジェクトの第1回として、首都圏約150カ所で、放射性物質の降下による土壌汚染調査をおこないました。その結果、都内でもセシウム6万ベクレルが検出されたそうです。

「これまで放射性物質の拡散状況の調査は、国や​自治体なども個別にしかおこなっておらず、東京・千葉・​埼玉・神奈川・茨城の首都圏全域で統一的に実施されたのは初めてのことです。
今回、土壌調査プロジェクトに参加した市民の皆さんがそ​れぞれの場所で土壌を採取し、同一の分析機関で核種検査(ヨウ素131、セシウム134、セシウム137)をおこないました。
その結果、放射性物質がどれだけ多く首都圏にも降り注いでいるかが明らかになりました。
調査結果の極めて高い数字は、都内でも高濃度に汚染されたホットスポットが存在することを裏づけています。今後、土壌調査は日本全国に広げていきます。」とのことです。
http://www.radiationdefense.jp/investigation/metropolitan

2011年8月3日水曜日

8/2の計測 おもに新宿区の砂場と文京区、豊島区

8月2日 おもに新宿区周辺、隣接区の砂場の計測してみました。以下結果です。

●神楽坂付近
あかぎ児童公園 0.16 μSv/h 新宿区赤城下町21
白銀公園     0.14 μSv/h 新宿区白銀町3
新小川町公園  0.19 μSv/h 新宿区新小川町3
つくど公園    0.16 μSv/h  新宿区津久土5(砂場なし・植込みの木のそば)
東五軒公園   0.19 μSv/h  新宿区東五軒町3

●文京区
関口児童公園   0.15μSv/h  文京区関口1-9
水道二丁目公園  0.16μSv/h  文京区水道2-9
江戸川公園     0.17μSv/h  文京区関口2-1
新江戸川児童公園 0.16μSv/h  文京区目白台1-1
●豊島区
高田第二公園    0.16 μSv/h 豊島区高田1-2

・機種はRadex 1503 地表0地点で計測。
・2台で計測の平均値を掲載しています。
・19:00~21:00の間に周りました。

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