2012年11月13日火曜日

Exposure to low-level radiation can cause leukemia/低線量被ばくも白血病に

“Exposure to low-level radiation can cause leukemia”
WASHINGTON, Nov. 8, 2012, Kyodo
Protracted exposure to low-level radiation is associated with a significant increase in the risk of leukemia, according to a long-term study published Thursday in a U.S. research journal.

The study released in the monthly "Environmental Health Perspectives" was based on a 20-year survey of around 110,000 workers who engaged in cleanup work related to the Chernobyl nuclear plant disaster in 1986.Scientists from the University of California, San Francisco, the U.S. National Cancer Institute and the National Research Center for Radiation Medicine in Ukraine were among those who participated

◆2012/11/08 22:01 共同通信 低線量被ばくでも白血病
/チェルノブイリの作業員/米追跡調査、11万人対象


 【ワシントン共同】チェルノブイリ原発事故の収束作業に関わった作業員約11万人を20年間にわたって追跡調査した結果、低線量の被ばくでも血液がんの一種である白血病の発症リスクが高まるとの研究結果を、米国立がん研究所や米カリフォルニア大サンフランシスコ校のチームが米専門誌に8日発表した。

 発症者の半数以上は進行が緩やかな慢性リンパ性白血病だったが、中には急性白血病の人もいた。

 調査は、事故発生の1986年から90年までに、主に積算で200ミリシーベルト未満の比較的低線量被ばくだった人を対象にした。うち約8割は100ミリシーベルト未満だった。

 137人が白血病になり、うち79人が慢性リンパ性白血病だった。統計学的理由で事前に20人を除き、117人についてほかの発症要因を除外する分析を行った。その結果、約16%に当たる19人が被ばくの影響で白血病を発症したと結論付けた。

 白血病になった137人は、事故後原発から30キロ以内で緊急対応に当たった人や軍人、原発の専門家だった。

 放射線による発がんの危険性は、100ミリシーベルトを下回る被ばくでは、他の影響に隠れてしまい証明が難しいが、これまでも微量で持続的な被ばくによるリスクの指摘はあった。今回の結果はこの主張を補強する。

 チームはコンピューター断層撮影(CT)装置など、医療機器による被ばく影響を評価するのにも今回の研究が役立つとしている。

 昨年3月に起きた東京電力福島第1原発事故では、収束作業の現場の線量が高く、作業員の緊急時の被ばく線量限度を一時、100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げた。

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低線量被曝も、「慢性白血病」をひきおこすという米国研究機関の記事。チェルノブイリ事故11万人を追跡調査。CTスキャンの医療目的にこの研究を活用するというまとめですが「100mシーベルト/年間までは大丈夫」などという、日本の放射線防御対策に関するなんらかの牽制か?とも思えてしまいます。
 




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