2014年1月27日月曜日

東京ガールズコレクション 4月に福島県で開催。

3号機の謎の地下の温水はひょっとすると、チャイナ・シンドローム?の可能性もささやかれているのに。なさけないも通り越して、ただ、ただ怖い。こういうものを批判すると、即 郡山の線量×滞在時間から、被ばく線量をはじいてみせて「安全だっ!」という一群のひとたちがいる。だけど問題はそれ「だけ」にあるわけじゃない。もっともっと深く、この社会が煮こごらせてきた、何層ものよどみのようなものにある。

もう、何度もくりかえしてきたけど。そとで遊べないこども、家に生涯もどらないひとたち、こどもを抱えて背中を蹴られるように脱出したおかあさんたち、安心して子供を産みたいからと単身でも批判する若い女の子、今も移住の選択にゆれる人たち、なにより59名もの甲状腺がんの子ども。そのぜんぶを覆い隠すかのように、こういう復興利益まるだし、みたいのは、ひどい。

もうひとつ、「若い女の人たち」を使うというのもむごいよ。痛すぎる。

おもえば2012年、まだ食品の暫定基準が「緊急事態」として500ベクレルにひきあげられているさなかに、農林水産省は、ミス・キャンパスを使って、東北や福島の食品の「食べて応援」キャンペーンをしていた。娘子軍か?人さらい?山椒大夫の時代じゃあるまいに。


東京ガールズコレクション...服飾関係やら、売り子さんやら、モデルさん未満のような女の子たちの
割としきいの低い、かんじのイベント。そういえば、近所の子もでてるような。だからなおさら腹立たしい。若い女の子の、つつましい夢は,それだけでほほえましいし。罪はない。なのに.....こうやって先取りしていく、いやな力。


企画をもちかけたのは、東京のイベント会社。たぶんおんなじような仕組みなんだろうな。
スペクタクル社会という批判もびっくりなほど。過剰適応すぎる。
行政にうまくつけいる広告業やマーケティング業やイベント会社。たぶん原発事故よりずっーと前から、うかれた社会で煮こごってきた、はりぼて利権構造。そういうものも含めて、うんざりなのに。

それにくわえてまだ「東京」のに、求心力があるとおもっている、痛さ。
その錯誤っぷり、不遜ぶり。

そういう意味で、東京も福島も、もろともの断末魔。

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福島民友 2014年1月25日
郡山で華競演 4月に東京ガールズコレクション 本県復興を後押し


http://www.minyu-net.com/news/news/0125/news11.html
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国内最大級のファッションイベント「東京ガールズコレクション」が4月に郡山市で開かれる見通しとなったことが24日、分かった。復興支援の一環として検討されており、実現すれば東北・北海道地方では初開催。県内のほか、首都圏など県外からも多くの若者が集まることが予想され、本県の現状を若い世代から国内外に発信し、根強く残る風評被害を払拭(ふっしょく)する意味でも絶好の機会になりそうだ。 
 同コレクションは2005(平成17)年から首都圏を中心に開かれている。沖縄や名古屋、大阪、宮崎など地方都市でも行われ、女性向けファッション雑誌で活躍する日本のトップモデルが多数出演するほか、タレントや人気アーティストも参加し、最新のファッションショーやライブを繰り広げる一大イベント。
 関係者によると、本県開催は県と同市が主催団体とともに最終調整を進めており、2月中旬ごろにも正式決定する見込みという。「東京ガールズコレクションin福島2014」と銘打ち、同市のビッグパレットふくしまを会場に4月29日に開催する方向で調整している。会場にステージを組み、ファッションショーやアーティストのライブなどが披露されるとみられる。
(2014年1月25日 福島民友ニュース)

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福島民報 2014年1月25日 

トップモデルが郡山市に集結-。国内最大規模のファッションイベント「東京ガールズコレクション」が4月29日、郡山市のビッグパレットふくしまで催される。東北・北海道では初めての開催。若い女性に人気のイベントが、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの本県の復興を応援する。関連イベントを含め1万人余りの来場が見込まれる。関係者は「復興へ歩む福島の姿を全国に発信する絶好の機会」と期待している。
 ガールズコレクションは、最先端のファッションと華やかな演出が魅力で、全国から多くのファンが詰め掛ける。これまで、モデルの山田優さんや香里奈さん、土屋アンナさんをはじめ、歌手の安室奈美恵さんらがステージに立った。
 実行委員会によると、郡山市でのイベントの出演者や参加ブランドは調整中だが、トップモデルや有名女優らのファッションショー、アーティストのライブなどを計画。いわき市出身の高校生モデル松井愛莉(あいり)さん(17)の出演も検討しているという。
 若い女性が対象となる集客力のあるコレクションが開かれることは、原発事故からの復興に向け歩みを進める本県の大きな後押しとなる。放射線への不安を抱く若い世代に安全・安心な本県をアピールし、風評を払拭(ふっしょく)する。
 二歳の子どもを持つ郡山市の主婦中根裕美さん(29)は「有名なファッションショーを開催できること自体が復興の表れ。県外から多くの人が集まることで、避難している人が戻るきっかけになるのでは」と歓迎した。
 県と郡山市はイベント当日の職員派遣などで協力する。市の国分義之まちづくり政策課長(52)は「福島県、郡山市が原発事故に負けずに元気でいる姿を全国の人に見てほしい」と意気込む。各種大会やイベントの誘致活動に取り組む郡山コンベンションビューローの橋本正一事務局長(61)は「宿泊や飲食、観光への経済波及効果も期待できる」と喜んだ。
 コレクションは東京のイベント企画・制作会社「F1メディア」などでつくる実行委員会が主催する。県、郡山市の後援。

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