2011年7月12日火曜日

砂場プロジェクト・計測マニュアルです

砂場プロジェクトでは、できるかぎり計測法を統一したかたちで、
砂場の計測をしようと思ってます。このマニュアルを皆さんと共有できればと思います。ちなみに、現在、新宿砂場プロジェクトの使用する空間線量計(ガイガーカウンター)は、
ロシア製の
RADEX RD1503 という機種を使用しています。

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●内部被曝からこどもをまもろう

東京砂場プロジェクト

東京砂場プロジェクト(以下TSP)は、関東に存在するすべての児童公園の砂場で放射線量を計測し、計測値を公開・検証するプロジェクトです。

●なぜ砂場なの?
 3月11日以降、関東で予測される主な健康被害は、放射性物質を体内にとりこむことでおきる内部被曝です。放射性物質は、飲料水、食品、雨水、大気中のちりを通じて体内にとりこまれます。
 関東の砂場には、放射性セシウム等の放射性物質が降り注ぎ付着しています。ほとんどの砂場では屋根が設置されていないため、フォールアウト(放射性物質が地面に降り注ぐこと)の影響を受けています。これらの砂場で遊ぶ幼児は、爪のすきま、口、鼻、目などから砂が入り、体内に放射性物質をとりこむおそれがあります。手洗いやうがいができない幼児は、とくに強い被曝にさらされる危険があります。
 TSPは、砂場利用者に注意を喚起し、必要な防護措置と除染措置(*)を自治体にもとめるために、砂場の放射線量を計測し数値を公開していきます。

(*)防護措置と除染措置
砂場に雨水が入らないように屋根を設置したうえで、砂を入れ替えること。また、定期的に検査すること。

●計測作業の流れ
 計測作業は3つの手順で行います。
1、 簡易型の空間線量計(ガイガーカウンター)を用いて、砂場の線量を計測。
2、 計測済みの砂場を、1とは別の空間線量計で計測(クロスチェック)。
3、 線量の強い砂場から砂を採取し、土壌分析。

すでに自治体などが調査を行った場合は、手順2のクロスチェックから行い、砂場の安全を確認していきます。

●ガイガーカウンターの使い方
0、一般的に入手できるガイガーカウンターは、空間の放射線量を計測するもので、水や土壌の成分を分析するものではありません。また、数種類ある放射性物質のうち一部を感知するだけなので、ガイガーカウンターの計測値はあくまで目安であると考えてください。ガイガーカウンターでの計測値が低いからといって、安全であるとは言えません。

1、ガイガーカウンター(以下、計測器)は、透明のビニール袋に入れて使用してください。これは、計測器本体に放射性物質が付着しないようにするためです。ビニール袋は定期的に交換してください。

2、計測器は、水、衝撃、直射日光を避けて保管してください。

3、自分の計測器が正常に動作するか確認するため、他の人と計測器を持ち寄って、同じ場所で計測してください。3〜4回計測し、平均値をだして確認します。一般的な計測器の場合、誤差は20%です。数値が大きく異なっている場合は、使用を控えてください。

4、計測器はガイガー管に差し込む放射線を検知して計測しています。ガイガー管が計測器内部のどこにあるかを確認し、計測の際はガイガー管を手でふさがないように持ち方を工夫してください。ガイガー管を手でふさいでしまうと、放射線をブロックして正確な計測ができません。

5、砂場を測る際は、ガイガー管のある側を下にして、地表1センチの高さで保持するか、地表に置いて計測してください。高い線量の地表においた場合、ビニール袋表面に放射性物質が付着するので、意識的に袋を交換するようにしてください。

6、砂を収納しているコンクリート製の枠は、自然放射線を発しています。周囲の枠からは30センチほど離して計測してください。

7、砂場表面の放射性物質の分布は、一様ではなくまだらになっています。放射性物質が集中する「ホットスポット」を見落とさないように、複数の場所を計測してください。樹木や藤棚の下、雨だれが落ちる場所などを特に計測する必要があります。

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