2012年3月21日水曜日

福島から避難された母子の会ができています。

福島から、関東へと避難された母子の会が結成され,活動をはじめています。
それぞれ昨年から、急変した生活・離散の中で、
時として直面する差別など...
困難や悩み、生活に必要な情報を共有していこうとする姿勢になにより感銘
をうけました。

開設された事務所は、とある方のご好意で提供されたそうです。すばらしい。

武藤類子さんの著書『福島からあなたへ』でも、日常生活のただなかで、
マスクをする/しない、食べる/食べない、長袖を着る/着ないという日々の
こまやかな選択をめぐって、
まず人々のあいだに亀裂がはしり、分断が
広まったと書かれていました。多くの母親や保護者が口をつぐんで互いにはなしあえないつらさ。
首都圏での各人の温度差からしても、福島でのつらさは察してあまりある
ものがあります。そして、つながるべきひとびとがつながれないくやしさ。

知覚不可能な放射能とそれにつけこんだ“安全神話”のなんと根深いことでしょう。


(東京が完璧に安全ともいいきれないし...やや複雑な気持ちもになり
ますが、
緊急の限られた選択の中で、様々な圧力やしがらみなどを断ち切っての
第一歩なにより敬意を払いたいです)

昨日、第二回目のお話し会があったそうですが「私たちは日本を出ます」(!)
エクソダス宣言です。離れて、つながる。
国家や行政、原子力社会、私たちをなめきった姿勢がもたらしてきた、
これまでのくびきを断ち切る....そうしたひとたちが今後もどんどん増えて、
つながっていけるといいなと思います。注視をしてゆきたいです。

・福島 避難母子の会in関東 
★カンパのお願い&振込先ものっています。
・NY国連前のプロテストに
参加したおこさんたち(OCCUPY!)の様子も..。
http://hinanboshi.blog.fc2.com/

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