<避難は最大の抵抗です>とは武藤類子さんが自主避難者の不安なおかあさんたちをはげましたことば。こんな風に生きる人があちこちに飛び散り、空間的にだけでなく、過去の歴史/出来事とも自在につながってしまう様子はなによりの<希望>。
くよくよしているより、計測・交渉・移住・保養・支援法を!と、原発事故はたいへんだけど一方で不思議なことにひとびとの「生き方」「暮らし方」「生命力」がよりくっきり姿をあらわしているようにおもいます。暮らしかた、生き方の、底のほうから湧き上がってくるものが、なによりの抵抗になると思うのです。
-----言葉だけのラディカルさや、ほとんど救いのない憤りと絶望に支えられた単なるデモだけでは、支配者の位置にある男性同盟は驚かない。だが、わたしたちの熱い憤りが冷静な憤りとなり、これまでとは別の関係性をつくりだそうとすれば、彼らを恐怖に陥れることになるだろう------
マリア・ミース <チェルノブリは女たちを変えた>
●熊本日日新聞 2013年1月4日
-----原発のない社会について考えようと、水俣の女性有志でつくる実行委員会が同市のもやい館で写真家亀山ののこさんの作品集「100人の母たち」を開く。「福島と水俣の痛みは同じ。忘れてはならない。原発を意識してこなかったひとたちに、子供を持つ母親の気持ちを感じとってほしい」と話している------記事より
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