2011年9月3日土曜日

千代田区の砂場、立ち入り禁止に!

市民メディア・アワープラネットTVが、千代田区の砂場についてのニュースを伝えています。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node%2F1215

-----以下はその記事より抜粋----

千代田区は8月5日から30日にかけて、区内すべての小中学校や幼稚園、公園など、計36カ所の砂場の空間放射線量を測定した結果、2カ所の小学校で、千代田区独自に定めている基準値、毎時0.25マイクロシーベルト以上を超えたと発表した。
 
今回、基準値を上回り砂場の使用が禁止されたのは、千代田区立お茶の水小学校と千代田小学校の2校。お茶の水小学校は、地上5センチで、千代田小学校では、砂場の北西部分地上5センチで0・36マイクロシーベルトを検出。また、千代田小学校では、砂場の中央部地上50センチで、0・25マイクロシーベルト、砂場の端では、0・6マイクシーベルトを超えた箇所もあるという。
 
千代田区では、自然放射線量を除いた平常時の管理基準として国際放射線防護委員会(ICRP)が勧告している年間1ミリシーベルトを超える可能性のある毎時0・25マイクロシーベルトを独自の基準としており、基準を上回った砂場は使用を中止し、9月上旬にも砂の入れ替えを行う予定だ。
(略)
副校長の小髙和子先生は「普段は使っている場所ではありません。区からは、砂を取り替えると聞いているので、それを待ちたい」と話す。小学校の保護者には、始業式に区の発表を学校で配布したが、同じ敷地内にある幼稚園の保護者には伝えていないという。
 
お茶の水小学校では、6月23日に、砂場脇を計測し、0・14マイクロシーベルトという値が発表されており、今回、計測した砂場の値のほうが倍近く高い。区の環境安全部安全生活課で測定を担当している職員によると、線量の高かった2カ所の砂場は、校庭よりもやや下がった場所にあり、雨が流れ込みやすい構造になっているという。最近の降雨などによる汚染というよりは、以前の汚染が校庭の表面に付着していた放射性物質が雨で流され、砂場にたまったではないかと話す。しかし、新たな汚染の可能性もゼロではないことから、砂を入れ替えた後も、計測を行っていく方針だ。
 
8月に計測した千代田区内の砂場の計測値
http://www.city.chiyoda.lg.jp/service/pdf/d0013345_1.pdf
6月に計測した千代田区の砂場などの計測値
http://www.city.chiyoda.lg.jp/service/00132/d0013282.html#5
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禁止になったのはよいのですが、以上のニュースをみて、ちょっと気になる点を。

「年間1ミリシーベルトを超える可能性のある毎時0・25マイクロシーベルトを独自
の基準としており」

とありますが、0.25μシーベルト/hはそもそも高いです。

また「独自の基準」といっていますが、

以前にも紹介したとおり、そもそも国際放射線防護委員会(ICRP)は、原子力があることが
前提で作られた団体であって(国際版・御用委員会とでもいったらいいのでしょうか?)
ですから千代田区、「独自」の基準とはいえないのですが...。
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なるべく多くの方にしっていただいて、砂場の計測と、砂の入れ替えなどの様子がわかるまで
「砂場」で遊ばないようにしたほうが賢明です。

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