「しんぶん赤旗」2012年6月12日に、除染にいたるまでの独自調査結果
についての関連記事がありました。
東京都臨海部・東部の放射線量にあわせて「土壌分析」結果の地図が掲載さ
れています。
のちのち...今後数年にわたって予想される影響がでた折の、貴重な
【記録数値】にもなると思い、掲載しておきます。
これをみると国の放射性廃棄物基準値8000ベクレル/kgよりはるかにうわ
まわる帯状のホットスポットに包囲されてしまっている、おどろくような状態
です。
また、目がとまったのは、「空間線量」(Sv=シーベルト)と「土壌分析」
(Bq=ベクレル)の数値の高さがかならずしも比例一致しないことです。
これをみてほんとに、線量だけ聞いて安心するのではなく、実際の
「土壌分析」が、いかに大切か、と思わせるに十分な対比です。
----東京都葛飾区水元公園の第2駐車場内の土から1キログラムあたり25万ベクレルを超える高濃度の放射性核種(セシウム134、137)を検出したことが11日、日本共産党東京都議団の測定で明らかになりました。
調査は2~6月に、東京の臨海部から東部地域を中心に歩道や公園、団地など116地点の空間放射線量と55地点の土壌の放射能濃度を測定。国の焼却灰などの管理型最終処分場の基準(1キログラムあたり8000ベクレル)を超えたのは、中央、港、墨田、江東、荒川、足立、葛飾、江戸川の8区の34地点でした。25万1000ベクレルを検出した地点と水元公園第2駐車場内の植え込み内の11万2000ベクレルを検出した地点は、子どもたちが出入りできる場所です。11万ベクレルを超えた地点は文科省のガイドライン(地上1メートルで毎時1マイクロシーベルト以上)を超える毎時1・10マイクロシーベルトでした。
記者会見で、かち佳代子都議は、毎時1マイクロシーベルトを超えた地点があったにもかかわらず、放置していると批判。「都は早急に測定・調査すべきだ」と強調しました。
党都議団は同日、石原慎太郎知事あてに、全都有施設、植え込みや側溝などにたまった土壌など、きめ細かな測定と放射線の影響を食い止める対策を早急に行うことを要請しました。都環境局は「明日の(日本共産党の)代表質問で答弁する」と答え、建設局は党都議団が9日に調査結果を伝えた後も調査も立ち入り制限もしていません。
----以上 2012年6月12日 「しんぶん赤旗」記事より----
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