2012年6月17日日曜日

「まっぴらごめん放射能」 常総生協のトラック

一部ですでに話題になっているようなのですが、常総生活共同組合のトラック、だそうです。
記録として投稿しておきます。


「まっぴらごめん、放射能」 このあたりまえのひとことが、言えなくさせられている
風潮のなかで、なかなか、いなせです。


 

暫定基準引き上げのただなかで、「食べて支援」に流れてしまった
生協もあるなかで独自のとりくみをしたところも。

おそらくこのトラックの生協組合の方だとおもわれるのですが、事故後いち早く母乳計測を行ったグループにも、参加されていたようです。

また「主婦」のひとたちがチェルノブイリ事故被害関連の論文の翻訳着手したり、行政とは別のとりくみとして、子供たちにガラスバッジ配布して、じぶんたちで「被曝量」を知るため「対抗的調査」をしたり。

字義通り、本来的な意味での「生活共同組合」としての活動だなと思いました。



以下、覚書風にいくつかWebからは時間ぎれで消えてしまったようなので関連記事を記録しておきます。


---- 毎日新聞 2011年12月27日より---
「過少評価の現状に憤り」
 常総生協(本部・守谷市)は26日、チェルノブイリ原発事故による健康への影響を解析したドイツの
医師による英語論文の翻訳作業を始めた。組合員の主婦ら女性19人が手分けして65ページの原文
に取り組む。東京電力福島第1原発事故による放射性物質汚染の影響を考える参考資料として、年
明けの勉強会のテキストにする。
 組合員有志が9月に発足した「脱原発とくらし見直し委員会」(42人)に村井和美理事長が呼び掛け
たところ、「みんなでやるしかない」と守谷、つくば、千葉県柏市などの子育て中の母親を含む女性19
人が手を挙げた。元英語教師もいるが、大半は普通の主婦。英和辞典と首っ引きで訳し、正確を期す
ため放射線医学の専門家に監修を依頼する。
 論文は「核戦争防止国際医師会議」(IPPNW)ドイツ支部が今年4月発表した「チェルノブイリによる
健康影響-原発事故から25年」。雑誌「科学」(岩波書店)11月号で崎山比早子氏が掲載した論文で
、原発事故処理者ががんだけでなく、消化器、内分泌系をはじめさまざまな病気にかかる率が年ごとに
高まっているデータなどを詳述していると紹介したことに着目。「日本では健康の影響が過少評価されて
いる。原典に当たって勉強するしかない」(大石光伸副理事長)とウェブサイトから原文を入手した。
 村井理事長は「母親たちは必死。翻訳をやったことが無くてもスイッチを入れるのは自分のハート。
以心伝心で一緒に動いている」と話す。【安味伸一】

--- 毎日新聞 2012年1月11日より---
常総生協(本部・守谷市)は11日から、組合員の子供ら100人にガラスバッジ(個人線量計)を付け、
放射線の累積線量を測る調査を開始する。期間は1カ月。東京電力福島第1原子力発電所事故によ
る外部被ばくを調べるためで、組合員の要望に基づき、生協が独自に取り組む。
 「うちの子供がどれだけ被ばくしたのかを知りたい」などの声を受け、事故後1年を前に実施を決定。

生協が先月、組合員の家族のうち小中学生を対象に50人を募集したところ、応募した子供の数は2
倍の110人に達した。1世帯3人の応募もあるなど関心が高く、1世帯1人までとして応募全世帯の
95人を対象とした。
対象者の居住地は、つくば、取手、守谷、土浦、つくばみらい、竜ケ崎、牛久市と阿見町に加え、

千葉県我孫子、柏、松戸、流山市の12市町に上る。

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どうか福島はもちろんのこと他にも関東平野に広まっている、高放射線量地での防御対策、
避難や保障も促進されますように。

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