少しおやすみしているあいだに、政府の「内部被曝」「低線量被曝」に関する動きがにわかに活発化してきました。以下、10月末からの内部被曝に関する流れをおおまかに、ざっとかきだしておきます。
10月27日 ●内閣府
食品安全委員会「放射性物質の食品影響評価について」
「生涯被ばく・食品だけで100mSvに」という目安を発表
http://www.fsc.go.jp/sonota/emerg/radio_hyoka.html
●関連報道
毎日 「生涯被ばく:食品による被ばくで安全答申<100>ミリシーベルト
の根拠は」 Q&A
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111116ddm013040200000c.html
産経 「食品摂取の内部被曝 生涯累積100ミリシーベルト」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111028/dst11102808060003-n1.htm
朝日 「食品からの被曝<生涯100ミリシーベルト>安全委答申」
http://www.asahi.com/national/update/1027/TKY201110270508.html
10月28日 ●厚生労働省
新たな規制値設定のための基本的な考え方について、
各都道府県等に連絡(医薬食品局食品安全部)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001qt5v.html
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001tejb-att/2r9852000001tekz.pdf
11月9日 ●内閣官房
「低線量被ばくの管理に関するワーキンググループ」発足
http://www.asahi.com/politics/update/1120/TKY201111200277.html
第1回会合---現在も継続中/12月に答申発表予定
以下要旨と概要・会合の中継・録画。
http://www.cas.go.jp/jp/genpatsujiko/info/news_111110.html
11月10日 ●文部科学省
定例会見で森ゆうこ副文科省相「給食1食分を混ぜて計測する方針」発表
●関連報道
毎日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111111k0000m040077000c.html
11月20日 ●厚生労働省
放射性物質の新基準値で4分類「乳児用食品」を新設へ子供の被曝配慮
●関連報道
産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111120/dst11112018040011-n1.htm
11月21日 ●平成23年度第三次補正予算閣議決定
●文部科学省
給食の安全検査体制機材導入などに1億円計上
同日「安全・安心のための学校給食環境整備事業について事務連絡」発表
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1313438.htm
以下↓実質持ち込みを可能にする連絡です。掲載しておきます。
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各都道府県教育委員会学校給食主管課 殿
文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課
学校給食の食材の安全確保に関し御尽力いただいているところですが、このたび平成23年度補正予算(第3号)が成立し、文部科学省において安全・安心のための学校給食環境整備事業を実施することとなりましたのでお知らせいたします。この事業は、学校給食に関し、より一層の安全・安心を確保する観点から、学校給食用食材の検査を行うための放射線検査機器の整備に必要な経費を補助するものであり、域内の市町村の意向も踏まえ、御検討くださるようお願いいたします。また、関係部局との情報共有を図り、十分連携の上進められるようお願いいたします。
現在、当該事業の交付要綱を制定中であり、制定次第関係都道府県に通知いたします。 なお、7月20日付事務連絡で示したところですが、給食実施者及び学校におかれましては、引き続き保護者等への必要な情報提供に配意をお願いいたします。また放射性物質に対する不安から、保護者等が弁当や水筒の持参を希望する事例もあることからその際には十分な説明と配慮をお願いいたします。各都道府県教育委員会におかれましては、域内の市町村教育委員会に対して周知くださるようお願いいたします。
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とくに11月21日の通達は、「弁当や水筒の持参を希望する事例もあることから、その際には十分な説明と配慮をお願いします」とあり、これは事実上、自主的な「もちこみ」を許可するものなのですが、こうした連絡は現場の先生に往々にしていきわたらないこともあるようす。11月21日以降「もちこみは遠慮して下さい」などと言われてしまっているケースもあるかもしれません。ぜひひろめて共有化下さい。
いずれも原子力災害ののちの、私たちの身体そのものにかかわる動きです。みのがすことはできません。
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