12月16日に野田首相の「冷温停止状態宣言」があり、早速年明け、1月から福島での
セシウム下降量が急上昇したという情報...(一般の報道はみごとなまでにまったくありません)。
都内の空間線量を確認したところまださほど上昇はみられないとのことですが、「安心」の
予断はありえません。また昨年3月にいやというほど思い知らされた「政府は決してほんとの
ことを言わない」「自分の身を守るのは自分」という気持ちがふたたび強くよみがえってきます。
そんな折、「内部被曝」について“市民”と“科学者”による研究会が発足とのお知らせをうかが
いました。呼びかけには肥田舜太郎氏、矢ケ崎克馬氏と低線量被爆・曝について永年とりくん
できた医師、現在実際に市民放射能測定所にかかわる方々、またABCCなど原爆投下後の
「被爆調査」の歴史に詳しい歴史研究の高橋博子さん、ビキニ水爆実験の被爆者・大石又七
さんなど。低線量被曝について閉じられた領域に囲い込まずに、歴史・臨床・現在進行形の問
題を含めて考えることは、科学の「民主化」と「身体の自律・自治」がクロスする領域をきりひら
くと思います。着目してゆきたいと思います。
●“市民と科学者の内部被曝研究会”
http://www.acsir.org/
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